投資家の皆様へ
株主としてパートナー経営の実現を
私ども多摩川ホールディングスは、株主の皆様のことを「株主」ではなく、「パートナー」だと考えています。そこには、「日本の企業、社会を再生させる」という理念にご賛同いただき、ともに経営に参画いただくという意味が込められています。そのため、当社の大株主は長期保有の投資家が中心となっています。
「バークシャー・ハサウェイ」という会社をご存じでしょうか。
あの、伝説の投資家と言われている、ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社です。コカ・コーラやアメリカンエキスプレスといった、世界的に有名な企業の筆頭株主であり、かつ世界最大の再保険会社を傘下に持っています。1962年、同氏がバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから、ニューヨーク・ダウは約1400%上昇したのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約82万%超も上昇しました。
さて、これから私どもが取り組んでいくビジネスの主軸になるのが再生可能エネルギーです。すでに稼働している発電所もありますが、今後はさらに発電所建設のピッチを上げ、日本各地に自社運営のメガソーラー発電所を建設する予定です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、太陽光発電などの再生可能エネルギーは、国が電力会社とともに固定価格での買取を約束してくれています。それも20年という長期に亘って固定価格が適用されます。これは、非常に安定したキャッシュフローを生むビジネスです。
私どもは、多摩川ホールディングスの企業価値を、より高みに引き上げていくため、そのキャッシュフローを、さまざまな有望視されているビジネスに再投資していきます。再投資によって、当社が関わるビジネスの付加価値は一段と高まり、より効率的な投資成果の確保が期待されるでしょう。いうなれば将来、有望なビジネスに投資する、投資ファンドのようなものです。多摩川ホールディングスは、和製バークシャー・ハサウェイを目指して、これからさまざまな事業に投資していきます。