コンプライアンス
1. コンプライアンス方針
多摩川ホールディングスでは、コンプライアンスを「法令はもとより社会規範を順守すること」と定義し、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つとして位置づけております。
50年近い取り組みを続ける電子・通信用機器事業に加え、産業としては歴史の浅い再生エネルギー事業を行う多摩川ホールディングスでは、全役職員が事業に対する挑戦心を持つと同時に、コンプライアンスの重要性を十分に理解することを意識しながら業務遂行する事に立脚し、社会倫理を順守したコンプライアンス重視の経営を行っております。
このことは、多摩川ホールディングスにとどまらず、当社グループ、パートナー企業の社員、派遣社員、アルバイトなど多くの方々とも遵法精神の共有化を徹底し、個人個人が業務遂行中のみならず、業務外の時間においても良き市民として法令順守することをコミットしております。
2. コンプライアンス行動基準
多摩川ホールディングスおよびグループ各社の目指すコンプライアンスの実現のため、全役職員が順守すべき行動基準を「多摩川コンプライアンス行動基準」として定めています。
多摩川コンプライアンス行動基準
- いかなる場合であっても、法令や社内規則等のルールを順守し、社会から信頼される、良識ある行動をとらなければならない。
- ルールは積極的に身につけなければならない。ルールを知らなかったことを言い訳にしてはならない。
- 不正や重大ミス等の不祥事を起こした場合は、直ちにしかるべき報告をしなければならない。取り繕ったり、隠したりしてはならない。
- 不祥事の通報をした当事者に対して、その通報を理由にして、不利益な取扱いをしてはならない。
- 不祥事があった場合は、速やかに原因を追究し、是正措置をするとともに、有効な再発防止策をとらなければならない。
3. コンプライアンス体制
(1) リスク・コンプライアンス委員会
多摩川ホールディングスでは、企業倫理や法令順守意識を社内に浸透させ、未然に違法行為を防ぐ仕組みを構築しコンプライアンス体制を推進することを目的とした「リスク・コンプライアンス委員会」を設置しております。
(構成員)
コンプライアンス委員会は社長が指名する委員から構成され、リスク・コンプライアンス委員長には社長または社長が指名する者が任務の遂行に当たっております。
(役割)
- ①企業倫理・法令順守の考え方を従業員一同に徹底させるとともに、行動規範の徹底を推進する。
- ②日常の企業活動を行っていくうえで、違法行為が起こりうる可能性を抽出し、問題があればそれを顕在化させる。
- ③社内通報者の秘密保持および通報者への不利益取扱い禁止を周知し、問題を早期に顕在化させる環境整備に努める。
- ④コンプライアンスに関連する問題が発生した際、原因を究明し再発防止策を策定する。
(2) 内部通報制度
コンプライアンス上の問題点の早期発見・対処・発生防止を目的として、多摩川ホールディングスの従業者は行動規範の違反に関して、上司に報告が出来るほか、常勤監査役に対して直接相談・通報を行なうことができます。
(3) コンプライアンス教育
「多摩川コンプライアンス行動基準」に沿って法令遵守・企業倫理の周知徹底を図るため、役員、所属長、新任管理職新入社員および中途採用者を対象とした研修会などでコンプライアンス教育の受講を義務付けております。
(4) 内部監査制度
当社の企業価値の向上を支援することを目的として、社長に直属した内部監査室を設置しております。各部署やグループ各所が業務の健全性・適切性や社会的な信頼性を確保すべく活動する中において、その業務遂行状況の妥当性と有効性とを検証・評価し、経営改善に貢献する機能を果たしています。
(5) コンプライアンス規程
当グループにおけるコンプライアンスの取組みに関わる基本事項を定め、当社におけるコンプライアンスの徹底を図ることを目的として、当社が行うあらゆる活動に関連する法令・条例・契約・社内規程等を明確に文章化した「コンプライアンス規程」を準備しております。