当社子会社である株式会社多摩川電子(以下、「多摩川電子」といいます。)は、神奈川県と神奈 川新聞社の共催による「第33回神奈川工業技術開発大賞」におきまして、同社が開発した『光伝 送・給電方式の高帯域電磁波計測装置』(以下、「光給電 RoF システム」といいます。)について、 奨励賞を受賞しましたのでお知らせ致します。
1.光給電 RoF システムの概要 自動車業界では、ハイブリット車に始まり、衝突防止、自動運転システム等燃費向上や安全シ ステムの向上により電子機器の果たす役割がますます重要となっており、車載用電子機器の誤動 作を誘発する電気ノイズ性能(EMC)を正確に測定、把握することが求められております。今 回、多摩川電子が開発した光給電 RoF システムは、電気ノイズ信号を直接光に変換し、光ファイ バーによる信号伝送と電力供給を光で行うことによって、電波暗室内の電磁界に影響を及ぼさず に正確な測定を行うことができる、小型・広帯域・高感度な電磁波計測システムでございます。 また、モバイル通信に対応した周波数帯をカバーしており、携帯電話やスマートフォンに搭載す るアンテナの特性評価にも威力を発揮いたします。
2.神奈川工業技術開発大賞について 神奈川工業技術開発大賞は、神奈川県と神奈川新聞社の共催により昭和 59 年度から実施して おり、技術開発の奨励と技術開発力の向上を図ることを目的に、県内の中堅・中小企業を対象と し優れた工業技術・製品に送られます。また、受賞した工業技術・製品は、工業技術見本市「テ クニカルショウヨコハマ 2017」の県のブースで展示される予定です。
https://www.kanagawa-iri.jp/tech_supports/product_development/kanagawaprize.html
3.今後の見通し 多摩川電子としては、今後も新技術の開発に積極的に取り組み、さらなる事業領拡大を目指し てまいります。